【①緊急対応編】娘の結婚式のために地元の歯科医院に通院しているが、何も進んでいない。(40代女性)|入れ歯専門の歯科医院|東京池袋の萩原歯科医院

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  • 家族友人にも誰にも相談できなかった
  • 毎晩どうしようと悩み続けていました
  • こんな悪い状態でも治るのか心配です

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【①緊急対応編】娘の結婚式のために地元の歯科医院に通院しているが、何も進んでいない。(40代女性)

1ヵ月後に控えた娘の結婚式までにどうにかしたい

【患者さんの情報・ご希望等】

※この患者さんの治療は、段階を踏んで行ったため、以下の3つに分けて詳細を掲載しています。

【緊急対応編】※本ページ掲載

【義歯治療編】詳細はこちら>>

【地元の歯科検診で不安に…編】詳細はこちら>>

【緊急対応編】 治療前の経過

「1ヵ月後に迫った娘の結婚式。1年前から結婚式までにきれいにするようお願いして通院しているが治療が全く進まない。前歯ブリッジまで外れてしまい、結婚式で困る。」

歯の状態が悪かった患者さんは、1年後に予定している子ども(娘)さんの結婚式までに治せるか、地元の信頼できそうな大きな歯科医院に相談に行ったそうです。歯科医師から「1年で治せる」との返事をもらったため、真面目に治療に通院していたそうですが、行くたびに、説明もなく、奥の方の歯を次々と抜歯するだけで、気になっている前歯を治してほしいと頼んでも、「前歯は留めたから、とりあえずこのままにする」と言うばかりで、治療をせず、治療方針の説明もなかったそうです。

「右の前歯ブリッジは、割れているからね」と言われた後も、なんの対応もしてもらえず、結局外れてしまい、今はわずかに残っている歯根にブリッジを差し込んで、とりあえず口の中に入れているそうですが、口を開けるとブリッジは落ちてしまいます。

結婚式は1ヵ月後に迫っていて、「今までの歯科医院に行っていても、どうにもならない」と、電車で来ると3時間以上かかるものの、以前からHPで気になっていた当院の相談予約を取ったとのことでした。

右上前歯のブリッジは、なんとか差し込むことはできていますが、左上の仮のブリッジは既に無くなっている状態で、左上横の方は歯がありません。気になっている前歯のことは、今までの歯科医院に何度も訴えたそうですが、「とりあえず留めたから」と言うばかりで、特別な対応はなかったそうです。

このままでは、1ヵ月後の結婚式で、歯がない状態になってしまう。話も食事もできない、写真も心配と、とても困って相談に来院されました。

初診時の状態

初診時の状態

前歯右側(写真では向かって左)のブリッジは完全に外れています。一時的に歯根に差し込むことはできますが、土台の歯根も虫歯でほとんどなくなっていて、口を開けると、ブリッジはすぐに落ちて、前歯が欠けた状態になってしまいます。左(写真では向かって右)上犬歯から奥の仮ブリッジはなくなっています。

初診時の状態1年間、治療に通っているとのことでしたが、前歯だけではなく、こちらの写真のように歯根周囲の骨が全くなくなって、フラフラですぐにでも抜けてしまうほど状態が悪くなっている歯も、何もせずにそのまま放置されています。

前の歯科医師は、患者さんの残っている歯の中で、どれが使える歯か、どの歯を残して、どのように義歯治療や修復治療、虫歯治療、歯周病治療をするか、どうしてよいかわからなかったものと思われます。

1年前の時点で、お口の状況を検査診断して、治療方針を計画し、結婚式までのスケジュールを立てて治療を行えっていれば、患者さんが式の直前になって、こんなに慌てたり不安になったりすることはなかったと思われます。

治療の進め方

結婚式の日程から逆算して、義歯装着の日と調整の日のスケジュールを組む
(技工士に義歯作製作業日程を調整してもらう)

相談のために当院に初めて来院されたのが9月末です。10月末の結婚式まで1ヵ月しかありません。上顎は残せる歯が数本しかなく、見た目の改善を急いで行うには、応急の義歯治療しかありません。

義歯は装着したその日から、痛みなく使えるわけではありませんし、義歯が当たって痛むと、噛むことも、場合によっては入れておくことも苦痛になります。義歯を装着した後、結婚式までに最低でも1~2回の調整に来てもらうことが必要です。

患者さんには、前の写真にあるようなふらふらの歯や、虫歯や歯周病が進行して腫れがひどくて抜歯をしなければならない歯もあり、義歯装着とともに抜歯も必要です。結婚式の日までに、抜歯をした後の痛みと腫れが治まる期間も考えなければなりません。

どうしたら、患者さんが安心して結婚式に臨めるか、式の日から逆算し、義歯作製をお願いしている技工士とも連絡を取り合い、義歯装着は式の2週間前までに済ませる計画を立てました。

応急の義歯は作製もとても難しいもので、特別な技術を持つ技工士でないとうまくできませんが、仕事の調整をしてもらって、応急の義歯治療を進めることにしました。結婚式まで患者さんご自身も忙しいようでしたが、片道3時間かけて3回来院することも了承してもらいました。

応急の義歯作製のための印象(型取り)、咬合採得(噛み合わせの高さや位置を決める)、歯並びを決めるための写真撮影(正面・横顔・唇の開き方など)をして応急の義歯を作製装着、使えるように調整をする

義歯治療には下記のように多くのステップが必要です。

  • 印象(型取り)
  • 咬合採得(噛み合わせの状態を決める)
  • 排列確認(歯並びを調整する)
  • 抜歯をして義歯を装着する
  • 抜歯後の傷の治りに合わせて義歯がフィットするように調整していく など

今回のケースでは、それを短縮して2週間で義歯を作製して、一日で抜歯と義歯装着をし、その後2回の調整をして、式に間に合うようにしていきました。

患者さんには、お口に入れなければならない義歯の大きさと違和感、噛み方や使い方の工夫、発音の練習の必要性なども、歯科医師から丁寧に説明をしました。

応急の義歯については、細かい歯並び確認はできませんが、写真を何十枚も撮影して技工士と何度も相談をして、できるだけ自然な口元になるように進めていきました。残っている歯をうまく利用して外れにくさを期待した設計の応急の義歯ができあがり、2回の調整を丁寧に行って、結婚式までに義歯を痛みなく使えるようにしました。

結婚式を終えた後で、十分な時間を取って、問題が残っている下顎の治療と丁寧に時間をかけて歯並びの確認も細かく行う上顎の本格的義歯治療を行う
こちらは【②義歯治療編】にて詳細をご覧いただけます>>

第一段階 応急の義歯による治療後の状態

【上顎:応急の義歯】

応急の義歯による治療後の状態

【下顎

下顎の歯は、いくつかの歯の冠が脱落し、虫歯もあり、治療が必要な状態でした。しかし、結婚式までの治療は難しいため、現状のままにして、落ち着いて時間が取れるようになってから、必要な治療を行うことにしました。

口元の見え方

口元の見え方こちら写真は、治療して3年経過した後のものです。

実は、第一段階の応急の義歯を装着して結婚式を済ませた後、患者さんのいろいろなご事情で、通院ができなくなってしまいました。

それらが落ち着いた3年後、改めてきちんとした治療をしたいと、来院されました。

写真は応急で作製装着してから3年間、何の調整もせずに使ってきたため、装着時に比べて、前歯の高さのずれなどが出てきてしまっています。

結婚式では、会話や食事も何の支障もなくでき、良い写真も撮れて、誰からも歯が無いことに気づかれず、本当に安心できたと喜んでいただけました。

結婚式の前、地元の歯科医院には1年も通っていたのに、何も進まず、悪くなる一方だったそうですが、萩原歯科医院ではきちんと計画を立てて、早く義歯が入り、その後2回の調整で、式に出られるようになったことも驚かれていました。

結婚式の写真のために、抜歯後の腫れの落ち着く期間までを計算に入れて計画を立てて、良かったと思いました。患者さんからは「無事に結婚式を済ますことができて、本当に良かった。もっと早く、萩原歯科医院に来ればよかった」とも言っていただけました。

結婚式後3年間、萩原歯科医院に来られない期間がありましたが、応急の義歯をずっと使い続けていて問題がなかったそうです。ようやく、落ち着いて通院できるようになったとのことで、冠が脱落して無くなったままの下顎の歯や、とりあえず残したものの状態が悪い上顎の歯の治療、歯周病治療や歯磨きの見直しなど、治療を進めていきたいとのご希望があり、きちんと検査を行い、計画を立てて説明をしました。

第二段階 時間をかけて丁寧に治療を行う→【②義歯治療編へ>>

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