【確認】家族に分からないように治療を進めてもらいたい(50代女性)|入れ歯専門の歯科医院|東京池袋の萩原歯科医院

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「もうダメだ」なんてありません

  • 家族友人にも誰にも相談できなかった
  • 毎晩どうしようと悩み続けていました
  • こんな悪い状態でも治るのか心配です

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【確認】家族に分からないように治療を進めてもらいたい(50代女性)

家族に分からないように治療を進めてもらいたい

旦那様に義歯を使っていることを秘密にしており、5年前に義歯治療をしたが、バネが壊れ、歯も抜けて咬みにくいし見栄えも悪いとの主訴で来院された患者さんです。旦那様が仕事で家にいない日でご自身のお仕事が休みの日に通院し、旦那様にわからないように治療をしたいとのことでした。

治療前(古い義歯を入れた状態)

治療前

治療前

治療後(新しい義歯を入れた状態)

治療後

治療後

 

当院を受診されたきっかけは?

(患者さんの話)

患者さんの希望は?

家族に入れ歯を使っていることを言っていないので、とにかく、家族にわからいように、治療を進めてもらいたいとのことでした。

現状の診断

義歯のバネが壊れ、義歯が割れたままになっていて安定しない

使用中の義歯

前の歯科医院で歯周病の対応がなかったため、自分の歯の歯周病が進行していて、上顎前歯を含め、5本の歯の抜歯が必要。抜歯になることは患者さんも理解しながらも、一般的な治療では、前歯を抜いた後に歯が無くなってしまうことを気にされていました。

治療前のレントゲン写真

  • 歯石除去ができていない(上レントゲン写真(左) 黄矢印部 歯根のふくらみが歯石)
  • 歯根の周囲の骨が大きく喪失している(上レントゲン写真(左)の水色の線まで骨が喪失)
  • 周囲骨の支えがなくなって歯が傾いている(上レントゲン写真(右)赤色矢印の奥歯)

治療前の口腔内写真

傾いている奥歯の写真(赤色矢印)です。前歯も傾いたり、長く伸び出たりしている(黄色矢印)歯や、抜けてしまった歯もあります。

  • 古い義歯の歯並びがあまりよくないため、口元の見た目が良くない
  • 適切な歯磨き指導がされていないため、患者さんご自身は頑張って歯磨きをしていても、大切な部分の口腔ケアができていない

治療の進め方

患者さんの希望の第一は、義歯を使っていることを家族に知られたくないこと。つまり、治療中、歯がない状態を作らないで治療を進めることです。

上顎は前歯も含めてすべての歯を抜歯しなければならない状態でしたが、歯が無い状態にならないよう、治療を計画的に3段階で進めました。

第1段階

現在使用中の上顎義歯は、割れてまったく安定していないため、話していても落ちてしまう状態でした。明らかに残せない上の前歯を抜いてすぐに歯を足し、大掛かりな修理をして、安定する義歯の形態に修理をしました。

歯を抜いた日に、すぐに義歯に歯を足す修理をしたため、他の人には抜歯をしたことがわからない方法を取りました。義歯の形態が大きく変わるため、慣れるまで、咬みにくさや発音のしにくさ、違和感などを感じる場合があることは前もってお知らせし、義歯の使い方の工夫なども前もって指導しました。

第2段階

抜歯をした傷が治り次第、上下の機能面、審美面を調整する機能審美調整義歯治療を行いました。調整が可能な材質の義歯で、患者さんに使用してもらいながら、咬合、形態などを調整しました。

機能審美調整義歯治療では、写真を50枚以上撮影し、顔の計測もして、丁寧に歯並びの確認を行うことで、自然な口もとを患者さんと相談しながら決めていきました。この段階で残した歯の徹底的な歯石除去と、患者さんの日ごろの歯磨きの方法をマンツーマンで細かく時間をかけて徹底的に指導し、毎日の歯磨きを効果的に行ってもらうようにしました。

患者さんの多くは、歯磨きは毎日しているものの、磨くべき場所を教えてもらう機会がなく、歯周病菌や虫歯菌を除去すべき場所と歯磨きの場所がずれているために、歯周病の進行を止められないことが多くあります。

第3段階

第2段階の機能審美調整義歯で問題なく使用できるものの、義歯の材質の性質上、金属の義歯に比べて破折や破損がしやすいため、長期に使用するために機能審美調整義歯と同じ形態・咬合で金属義歯を作製しました。

治療後

痛みもなく、生活上、問題なく上下義歯を使用していただいています。3ヵ月ごとの定期健診で残っている歯の状態を維持し、義歯の状態をチェックしていますが、まったく問題がないとのことです。患者さんご自身が当院のサイトの実際の症例を見て、自分の歯も治るかもしれないと勇気をもらったとのことで、今回、ご自身の症例をサイトに出すことで誰かの助けになれればと、快く承諾してくださいました。

 

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