私たちの入れ歯治療に対する想い|入れ歯専門の歯科医院|東京池袋の萩原歯科医院

「もうダメだ」なんてありません

  • 家族友人にも誰にも相談できなかった
  • 毎晩どうしようと悩み続けていました
  • こんな悪い状態でも治るのか心配です

東京都豊島区南池袋2丁目26-4-2階池袋駅3分

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私たちの入れ歯治療に対する想い

このページの目次

入れ歯専門歯科医院として「私たちの入れ歯治療に対する想い」

入れ歯治療に対する想い

入れ歯治療の専門歯科医院である私たちの入れ歯治療に対する覚悟、入れ歯患者さんへの想いを綴りました。原稿用紙50枚分という、とても長い文章になってしまいましたが、これが私たちの想い、覚悟です。これをもって日々、入れ歯で苦しんでおられる方の駆け込み寺として、皆様とお話や治療をさせていただいております。長くなりますがご覧いただければ幸いです。

「本当に良い治療」を追い求め35年

歯科医師自身も十分に考えてこなかった「本当に患者さんのためになる良い治療とは」どういうものか、理想の治療を求め続け、それを突き詰め、たどり着いた一つの歯科医院の実像を、ここにまとめてみました。

という方に、そうした疑問を持つことは当然であることをお伝えしたいと思います。

さらに、その疑問を解決する答えや、今までの歯科医院には満足できなかった理由も明らかになるかもしれません。

萩原歯科医院を訪れた患者さんが必ずおっしゃる言葉です。

歯科医師である私自身が受けたい治療、自分の家族にも受けさせたい治療を提供している、おそらく日本でも数少ない歯科医院のお話です。

「その場限りの治療」の弊害を知っていますか?

私はこれまで、歯科医師になって35年間、歯科治療が唯一の趣味ともいえるほど、毎日「歯とその周辺のこと」ばかり考えてきました。それでもまだ、今以上、もっともっと良い治療がないものかと、毎日悩むことが多いものです。東京医科歯科大学を卒業し、大学病院での研修を修め、開業してからは特に、一日中、患者さんの歯のことばかりを考えてきました。

平日は診療、治療が終わった後は治療計画の検討や準備、休診日は東に入れ歯の講習会あれば行って資料を集めて学び、西にインプラントの勉強会あれば馳せ参じ、雨にも負けず風にも負けず、の心意気で勉強してきました。ひどい時にはすべての休診日に研修会に出ていましのたで、さすがに家族から「もう少し、家庭を顧みて!」と、叱られました。

それでも、知識を増やし技術を習得することこそが、もっと質の高い医療に繋がるのではないかと、貪るように勉強をしてきました。

「治したところは、また悪くなる」って、変ではないですか?

私を動かしたのは、開業後間もない時期に、受診に訪れる患者さんの存在でした。ほとんどすべての患者さんのお口の中は、他院で治療をしたところが、再び虫歯や歯周病になって壊れているのです。一度は治したはずなのに、再治療が必要になり、それを繰り返しながら、歯を失ってだんだん入れ歯になっていく患者さんがとても多いという現実でした。

「何かおかしい、歯科治療。本当に患者さんのためになっているのだろうか?」

私の中で大きな疑問が湧き起こり、理想の歯科医院造りへと突き動かされていきました。

なぜ治療したのに、すぐにやり直しになるのだろう、と疑問に思ったことはありませんか?

と思っていませんか?

残念ながら、歯科医師であっても、同じように思っている人が少なくないかもしれませんが、これらは、すべて間違いです。

快適で便利な歯科医院が「いい歯科医院」と思っていませんか?

まず初めに、みなさんにとって「いい歯科医院」とはどんな診療所か、ご一緒に考えてみましょう。

痛くない・先生がやさしい・早く終わる・すぐに診てくれる…こうしたことを思い浮かべる方が多いかもしれません。もちろん、これらもとても大切なことです。私もこの期待に応えられるようにできるだけ努力をしています。

しかし、本当に「いい歯科医院」は、これでは不十分だと私は思っています。

本当に「いい歯科医院」は、「本当に患者さんのためになる治療をしてくれる歯科医院」であるべきです。

時に、時間をかけた治療が必要な場合は、いたずらに早く終わらせないことが、患者さんのためになります。

もっと歯を白くしたい、と古くなったかぶせものを作り替えたいという患者さんに、再治療をすることによって歯の根が折れて抜歯になる可能性があることを伝えて、再治療か経過観察かのメリットとデメリットを一緒に相談することもあります。

どんなに痛くなくて、どんなに便利な歯科医院でも、治療の本質が、「そのときだけの良さ」や「その場限りの治療」であれば、長期的にみて、患者さんにとってあまり価値のない治療になってしまい、患者さんのためになる歯科医院ではないと、思っています。

取り戻したお口の健康を、長期に維持することを考える

私が真に目指しているのは、「すべての患者さんが、一生自分の歯でおいしく食事ができるように、そして歯を失ってしまった方には自分の歯に限りなく近づけて、以前のライフスタイルを取り戻し、それをなるべく長く維持できること」だと考えています。

医療人としての本物の歯科医師は、痛くなった所だけを治す修理のような、その場限りの治療は行いません。患者さんのお口の健康を取り戻し、それをできるだけ長期に維持することを第一に考えます。

一人として同じ歯の形、同じ歯並びの方はいませんし、虫歯や歯周病が起きる原因も様々です。患者さんが、もし自分の「家族」だったら、と思うと、生活スタイルも考慮しながら、やり直しのない治療を提案し、患者さんの納得した治療を、ともに進めていくものだと思います。歯科医院での治療は、できるだけ一度きりにして、その後はお口の健康維持管理を行うのが、ホームデンティストとして、本来の姿だと私は考えます。

良い治療ができる知識と技術を体得することは歯科医師としての最低条件でしかありません。知識や技術は当然のこととして、大切なのは「自分や自分の家族に受けさせたい本物の治療を誠実に行う」という歯科医師としての姿勢ではないでしょうか?

患者さんの悩みや不安に向き合う心の姿勢、患者さんを迎え入れる医院としての姿勢、治療計画を立てる姿勢、治療に携わる姿勢…これらのすべてを「自分のこととして妥協せずに考える」ことが、萩原歯科医院の底辺に流れています。

木を見て森を見ず、の治療からの脱却

木だけを見て、森が見えなくなる弊害

近頃は私たち歯科の世界も変化の波を大きく受けるようになりました。

競争激化の中で二―ズに応えようと、審美治療や審美重視の矯正治療のみを専門に行う歯科医院が出てきたり、びっくりするような低価格のインプラント治療が出てきたり、ホワトニングに特化したブティックのようなクリニックなども多く見られるようになりました。

こうした事業者としての努力をすること自体は悪いことではないと思います。

しかし、残念ながら、細分化の流れが、医療である歯科治療の場合には、必ずしも良い効果ばかりをもたらさないのも事実です。

人の健康の問題には、一つひとつのパートを完璧に治療しても、全体としての調子が良くないというケースがよくありますが、お口の健康についても、まったく同じです。内臓の病気で、一つの臓器そのものに問題が無くても、他の臓器との連携が悪いと、大きな疾患をもたらすことがあることと同じことです。

また、歯科の場合は、もう一つ、難しい問題があります。

治療で治しても、患者さんのご家庭でのホームケアと、診療室での定期的プロフェッショナルクリーニングが、車の両輪のように働かないと、健康を維持し続けることができないということです。つまり、治療後も、患者さんと歯科医院が、ともに健康の管理をしていくことがとても大切で、長期の健康のためには、お口の中をトータルに診ながら、永く主治医として担当できる歯科医師や歯科衛生士が必要になります。

「スーパー・ジェネラル・プラクティショナー」だけがトータルに診られる

私が「本当に良い治療とはなんだろう」と考えてきた中で見つけた一つのお手本は、海の向こうにありました。アメリカでは既に一般的となっている「スーパー・ジェネラル・プラクティショナー」です。

これは、一つの分野の専門家ではなく、トータルな口腔内の健康を管理できる存在です。矯正だけ、審美だけ…と専門医が別々に治療していたのでは、お口全体の機能を考えた「トータルなお口の健康」は維持できません。そのためにも、「スーパー・ジェネラル・プラクティショナー」として、私たち歯科医師は、「部分だけの最適」つまり、「その場限りの治療」ではなく「全体の最適」つまり、「本当の意味でのお口の健康を取り戻す治療」を行わなければなりません。

つまり「木を見て森を見ず」になっては、最良の治療は提供できないのです。

その範囲は、予防から歯周病、入れ歯、インプラント、小児、矯正、顎関節症、審美、口腔外科等多岐にわたります。患者さんの口腔内をトータルに診ることができる歯科医師だけが、お口の健康を末長く維持管理できるとの考えに至りました。

そう考えると、休みも取らずに、歯周病、入れ歯、インプラント、東洋医学、心理学と様々な分野の勉強会で学んできたことは、まんざら無駄ではなかったのだと自分に納得することができました。

多くの研修によって、たくさんの引き出し(技術)を手にし、これらを活かすために、必要な心の姿勢、すなわち「患者さんを自分の家族のように考え、歯科医師である自分が受けたい歯科治療、自分の家族にも受けさせたい歯科治療を提供すること、これこそを使命として、日々診療にあたれるようになったのです。

初めての開業から見えてきたことと、私の思い(使命)

平成元年。先輩の勧めで、板橋区の賑やかな商店街のビルにあった診療所を譲ってもらい、開業しました。

ここでは、毎日をただひた向きに患者さんと向き合い、休憩時間も取らずに治療を行い、お陰さまで多くの患者さんが来て下さる診療所になりました。診療室も小さく、決して新しい設備ではありませんでしたが、スタッフにも恵まれ、院長として地域医療に対して誠実に取り組むことで、患者さんとの信頼関係も築け、たくさんの喜びの声を聞かせていただくこともできました。

こうして多くの患者さんに来ていただけるようになったことは、私に歯科医師としての自信と、更なる向上心を芽生えさせました。とともに、一つの疑問が大きく膨らんできました。

それは、前にも述べたように、歯科医院を訪れるほとんどの患者さんが「歯科治療は初めてではない」ということです。

以前に治療をしたはずなのに、その部分が壊れたり、新しく虫歯を作って「また歯科医院に来ることになった」という方ばかりなのです。悪いところが出てくるたびに来院してくれる患者さんには、「萩原歯科医院を信頼してくださってありがたい」と心の中では思いつつも、「どうして、また歯科治療を繰り返すのだろうか?」という疑問がどんどん大きくなっていきました。

「年を重ねれば入れ歯になる」と考えることは当たり前?

一度治療したところが、時間の経過とともに虫歯を再発して削ることになるケースもありますし、違う歯が前回の虫歯と同じように壊れていくこともあります。一度治った歯周病が再発することもあります。

患者さんのほとんどが、そうした治療の繰り返しに何の疑問も抱かず、「年齢を重ねれば歯が無くなって入れ歯になることは仕方がない」と考えることが当たり前と思っていたのです。そして、このことは、歯科医師であっても、おかしいと思う者は、ごく少数であったのです。

80歳で20本以上の歯がある国の、歯科医院のかかり方

以前から予防歯科や歯周病治療が発達している北欧のスウェーデンでは、国民の歯科に対する意識も高く、歯科医院は治療に行くところではなく、お口の健康の管理に通う施設という認識が浸透しています。歯は治療をするものではなく、予防をするものだという、当たり前のことに国を挙げて取り組んでいます。

ところが、日本では、虫歯の早期発見、早期治療と言いながら、予防ではなく、治療重視の取り組みに力を入れてきました。その結果、治療をしたはずのお口の中が何度も壊れて、歯科医院に通っているのに治療のやり直しばかりが起こっている事実が、この数字から見えてきます。

こうした現状を見ると、日々のお口の管理という患者さんご自身の問題が大きいように考えがちですが、そればかりが原因とも言えないのではないか、真面目に通っている患者さんほど、治療を繰り返し、壊れて歯を失っていくことにも気づいた私は、ある一面では歯科医師の責任はないだろうか、と考えるようになりました。

「自分だったら、どんな歯科医院で治療を受けたいか」

そのころから、私は自分がもし歯科治療を受けるなら、どうして欲しいか、どう治して欲しいかを、いつもいつも考えるようになりました。

そして、一つの思いに至りました。おそらく、多くの方がこのように思われるのではないでしょうか。

「歯科医院には、なるべく行きたくない。今回の治療を最後にしてもらいたい。」

そうだ、今回の治療を最後にするために私たちもベストを尽くし、患者さんも自分でお手入れができるようになってもらおう。

高齢になっても、自分の歯を20本以上も維持している北欧のように、歯科医院は、治療のための場所ではなく、治療後の健康の維持のためのクリーニングとチェックの場にして、健康を維持してもらおう。

そのように考えるようになり、今度は、これを実現するシステムや診療哲学が必ずあるはずとの思いを胸に、貪欲に勉強会に参加する日々が始まりしました。

保母須弥也先生のIDA国際デンタルアカデミーの講習会を皮切りに、川村泰雄先生のHDA全人的歯科医療コース、そして、自分の歯の重要性を力強く訴え続けた片山式歯周病療法の片山恒夫先生の片山歯研セミナーに至っては、泊りがけの研修に何度参加したかわからないほど出かけて行きました。また、日本最初のチタンインプラント講習会にも参加し、他の歯科医院に先駆けてインプラント治療を取り入れたのもこの頃、今から25年以上前のことでした。

他にも数えきれないほどの勉強会に参加しました。さらには勉強会が終わると、新しいシステムや技術を先行して実践している先生にお願いをして、歯科医院の見学をさせていただきました。その数は200回を超えていると思います。考えてみると、見学を許してくれた多くの先生方に改めて感謝する次第です。治療中に、余計な歯科医師(私)が診療所をうろちょろするし、細かいことまで根ほり葉ほり質問をしてくるし、おそらく、たいへん煩わしい存在であったことと思います。

しかし、この経験は大きな財産になりました。治療技術だけでなく、より良い診療とはどういうものか、患者さんへの説明の仕方なども含めて、広く勉強をさせていただきました。講習会に通うだけでは絶対に見えない部分でもあり、大きな学びでした。

その後も、診療をしながら大学へ10年間通い、歯学博士号(薬理学)も取得しました。

パンキーフィロソフィ―との出会い

現在の診療システムの原型は、ホリスティック・デンティストリー(全人的歯科医療)との出会いがあったからでした。ここには『パンキーフィロソフィー』(リンゼイ・D・パンキー先生の診療哲学)をもとにした、私が求め、目指している姿がありました。

パンキー先生は1924年アメリカのルイスビルで歯科医院を開業した人物で、確かな診療哲学を背景にした歯科医師の教育に取り組んだ素晴らしい方です。

1972年には、マイアミにパンキーインスティテユート(パンキー研究所)を設立し、ここでは、生涯に渡って歯が健康で、失われないようにするばかりでなく、他人に対し、常に最善を尽くして献身するような教育が行われます。その診療哲学は次のようなものにまとめられます。

この教えに出会ったとき、私は、これこそが真の医療としての歯科医師のあり方だと確信し、この診療姿勢を萩原歯科医院の基本にしよう、どんな苦労があっても、萩原歯科医院を、真に患者さんのための歯科医院にしようと、決心しました。

パンキーフィロソフィ―を学んだ後も、いろいろな面で先進的な取り組みをしている歯科医院を、さらに数多く見学させていただきました。この先生は、と思った歯科医院には、日本全国どこまでも、何度でも学びに行きました。ベストポイントを目指して、どこまでも出かけて行った、熱心なSL少年の頃の自分を思い出すようでした。

見学から戻ると、学んできたことを参考に、自分の診療所のスタッフとの話し合いも重ねながら、どうすればパンキーフィロソフィーを患者さんのために効果的に取り入れることができるか、一歩ずつ、コツコツと、取り組みました。何と言っても、治療の前に精密な検査をすることや、歯が悪くなる原因を患者さんに知ってもらうなど、一般の歯科医院では、ほとんど行われていなかった診療のシステムです。スタッフも戸惑うことも多く、取り組みの初めの頃は、新しいシステムの説明を受けた患者さんの中には、「?」と思いながら診療を受けていた方もいらっしゃったかもしれません。

しかも、実際に始めて見ると、理想の診療を提供したいという思いだけでは実現できないことがたくさん出てきました。じっくりとお話を伺うには、個室の空間が必要でした。お一人の患者さんにかける診療時間をどう確保するかも、大きな問題でした。一般の歯科医院のように、一つの予約時間に何人もの患者さんの約束を入れたり、予約時間になってもお待たせすることも、「患者さんの側に立つこと」という条項に反してしまい、改善しなければらない問題でした。

評判を聞いたと言って、かなり遠方から電車を乗り継いて来てくださる患者さんも増え、ターミナル駅の近くでなければ不便をかけることも懸案事項でした。建物の構造上の制限もあり、移転を考えざるを得ない状況は、意外に早くにやってきました。

池袋への移転

理想的な歯科治療を提供するために、一念発起し、プライバシーの保護と感染予防のために完全個室の診療所にすることと、遠くからの方にもできるだけご不便をかけまいとの思いから、平成7年、池袋駅近くの現在の診療所に移転をすることにしました。

私は、新しいクリニックを開設にするのに当たり、まず、今までの患者さん、友人や知人に歯科医院に対する不満を教えて頂く作業からスタートしました。皆さんから寄せられたお話は次の通りでした。

次から次へと寄せられた歯科医院への不満。これらの問題を解決することを決意し、慌ただしく準備をしたことを今でも、ついこの間のことのように鮮明に覚えています。

完全個室診療と徹底した感染予防対策

設計の段階で、まず実現したかったのは、来院されたすべての方の診療を、他の患者さんの目や耳を気にしないで治療が受けられる完全個室と、患者さんがリラックスして何でも話していただけるカウセリングルームを設けることでした。

見えない部分がポイント 歯科医院の感染予防対策

さらに、絶対に手を抜きたくなかったのが、滅菌消毒システムをしっかり構築することでした。患者さんにとっては、まったく目に見えない部分ですが、治療を受ける時、実はとても大切なのが、歯科医院の感染予防対策が十分に行われているかどうかです。

萩原歯科医院では、治療を始める際、診療室のスイッチなど、多くの場所に青い保護テープを貼ってから行われことを、ぜひ一度、確認してみてください。これは、滅菌消毒の機械にかけることができないスイッチや、ボタン類、レバーなどを清潔に保つために、絶対に欠かせない処置です。

例えば、患者さんのお口の中を触った手で、スイッチを押したら、どうなるでしょうか?何人もの患者さんの唾液や、時には血液が付いたままのスイッチを一日中押し続け、その手で、他の患者さんのお口の中の治療をすることにもなりかねません。つまり、この保護シートのような、スイッチ類の感染予防を行っていないと、いくら滅菌消毒をやっていると言っていても、スイッチを押すたびに、他の患者さんの唾液がご自身の治療用に器具についてしまうというわけです。私は、このシステムを作り上げてからというもの、今までの歯科治療を思い起こすたびに、何と不十分な感染対策だったのかと反省するばかりです。

徹底した、間違いのない、感染予防システムも、この池袋の診療室で完成させることができました。

そしてここから、本当に自分が受けたい治療、自分の家族に受けてもらいたい治療の第一歩が始まりました。

看板を掲げない理由・予約の時間は、その患者さんだけの時間

初めて来院される方が驚かれることの一つに、当院には外に看板が無いことを挙げる方も少なくありません。いわゆる歯科医院は、道路に張り出した目立つ看板が定番です。板橋での歯科医院には、ご多分に漏れず、大きな看板がビルの壁についていました。

しかし、「予約制なのに、時間通りに行ってもいつも待たされる。」

という患者さんの不満の解消には、看板を見て飛び込みで来院される方をどうするかが、大きな問題です。

患者さんを尊重、予約は患者さんとのお約束・だからお待たせしない

大切な患者さんを迎えるには、時間をしっかり確保して万全の体制で臨まなくてはなりませんし、そうすると、飛び込みでの急患の方にも十分な対応をすることもできません。どちらの患者さんも大切ですし、どの方も萩原歯科を選んで来院してくださっています。ただし、中途半端な状態で多くの患者さんを受け入れても、必ず治療の質の低下が生じます。

大きな葛藤がありましたが、萩原歯科医院では、何よりも、ご予約いただいた患者さんにしっかりと対応することを優先するシステムを構築しているのだから、外の看板はやめよう、お一人おひとりに、1時間以上をかける丁寧な治療を行おう、との意志を貫くことにしました。

これには、周囲の多くの方は「無謀だ」「看板も出さず、一人の治療に1時間以上もかけるなんて、うまくいくわけがない」と、親切心から、アドバイスをしてくれました。

しかし、池袋に移転した理由は、沢山患者さんに来てもらうことではなく「自分の家族を迎えるような治療を妥協することなく、じっくりと行うため」という考えに、全く迷いはありませんでした。正直、経営的にとても厳しい時期もありましたが、徐々に「こういうところを探していました」という患者さんが増えてくるようになりました。

だから、萩原歯科医院には、外の大きな看板はありません。それは、私の、治療に妥協しない、最高レベルの治療を提供する、決意の表れです。

私が受けたい歯科治療

もし、私が自分で治療を受けるなら、また、家族や大切な友人に「具体的には、どういう歯医者に行ったらいいの?」と、しばしば尋ねられることがあります。歯科の専門家として、その時にお答えすることをお教えしましょう。

と、答えます。

「ダメな歯だから抜く」のはおかしい・何がダメか?診断の理由を聞こう

とりわけ、歯科医師の診断能力と、説明については、もっともっと患者さんご自身も見極めていただきたいと願わずにはいられないこの頃です。

というのも、来院される患者さんに、抜けている歯について「どうして抜いたのですか?歯周病が理由ですか?虫歯ですか?根の病気ですか?検査をしましたか?」と聞くと、ほぼ全員の方から「わかりません。歯科医院に行ったら、先生からもうダメな歯だと言われて抜かれてしまいました。」という答えばかりが返ってくるのです。歯科医師から、抜くことになった原因をきちんと説明されたという患者さんはほとんどいらっしゃらないと言っても過言ではありません。

どういうわけか歯科については、患者さん側も、はっきりとした説明が無くても、治療を承知してしまうケースが多いようです。

これがおかしいことは、例えば医科の病気治療を例に考えてみるとよく分かります。一例として胃の病気を考えてみましょう。理由が明確にされずに、胃を切除することは絶対にありません。十分な検査を受けずに何らかの処置を受けることもありません。何の病気があるか、どういう治療が必要か、きちんと説明があってから治療や投薬が行われるのが医療の常識です。同じ臓器であるのに、歯を抜くときには、患者さんも詳しい説明が無くても、承諾してしまいがちです。

歯科については、今まで、このような診断能力に対する意識を、歯科医師も患者さん側もあまりにも軽視してきたのではないでしょうか。

歯科医師として、治療を行うベースになる診断ができること、そして患者さんに納得していただける説明ができること、患者さんは、その診断をきちんと納得できるかどうか見極めること、このことは、歯科医院選びの欠かせない条件です。

そこで、私が自分で受けたい治療、家族に受けてもらいたい治療を、当院では、どのように行っているかを、改めて紹介させていただきます。

私にとっては、既に当たり前のことになっているのですが、雑誌等の取材を受けると、記者の方々に「先生それは普通ではないです。きちんと伝えるべきです」とよく言われますので、整理してみました。

治療の流れと歯科総合検査(歯科ドック)

初診相談

前にも述べたように、当院は看板を掲げていない歯科医院なので、飛び込みでいらっしゃる方はほとんどありませんが、ご紹介でもホームページからのお問い合わせでも、まず最初に相談の予約時間をお取りして、ご郵送で、問診票、治療の進め方などの書類をお送りします。

来院された方には、まず歯科相談から始まります。患者さんが今までの歯科医院でお話できなかった悩みやご希望、不安や不満を伺います。歯科医院に対する恐怖感、不信感をお持ちの方も少なくないので、できるだけ患者さんの気持ちに寄り添いながら、それらを少しでも減らすための大切な時間です。

その後、同じような症状の患者さんの場合の治療法についてお話ししたり、お口の健康を回復維持するための当院の診療理念とシステムの説明を行います。ご希望があれば、次に示すような、歯科総合検査の予約に進みます。痛いところだけ、壊れたところだけを治すという、その場限りの治療には、対応しておりません。

個別口腔管理指導

実は、さまざまな論文にも記されていることですが、歯科の治療は、患者さんのお口のお手入れがうまくできないまま治療を行っても、効果が低いと言われています。とりわけ、歯石除去を含む歯周病治療は、ブラッシングがうまくできない患者さんには実施してもほとんど効果が無いとまで、はっきりとした研究結果が出ています。

つまり、お口の衛生管理がうまくできないことには、治療をしても無駄になる可能性が高いということです。

そこで当院では、治療の前になぜ、歯磨きをして口を清潔に保つ必要があるのか、どうやったら清潔に保つことができるのか、などの口腔衛生をご自身が正しくできるスキルを専門の歯科衛生士がマンツーマンで対応して身につけるいただくプログラムを用意しています。

この中では、必要に応じてご自身の歯垢が実際には膨大な数のバクテリアの集合体であることを顕微鏡で見ていただいたりしながら、これからの長い年月、お口の問題が起こりにくくするための、ご自分だけのための、大変有意義なエッセンスをお知らせいたします。

完全個室治療・待ち時間はゼロ

その後、治療に進んでいきますが、当院では初めての患者さんとのお話から、相談、治療、すべてにおいて、完全個室で行われます。患者さんのプライバシーを尊重すること、さらに、最高レベルの衛生管理体制を徹底させるためにも、完全個室診療設備を整えています。

さらに、ほぼ全員の患者さんが喜びを通り越して、大きな感動を抱いてくださるのが、予約時間ピッタリに始まる待ち時間ゼロ、のシステムです。

私たちは、患者さんとのお約束として、予約をお取りします。待ち合わせでも何でも、時間には遅れないようにするのが一般の常識のはずです。しかし、医科や歯科は待つのが当たりまえ、という世界になっています。

実は、待ち時間をゼロにするのは、大変な労力が要ります。医療である以上、想定外のことが起きてくることも少なくありません。

でも、私は、予約とは、大切な患者さんとのお約束だと思っています。時間までにいらしてくださった患者さんには、歯科医院も全力で応じるのが、患者さんを尊重した姿勢のあらわれであると思っています。当院では、待ち時間ゼロのために、スタッフの全員が高い意識を持って、日々の診療に当たっています。

治療後の定期的プロフェッショナルクリーニング

私は、患者さんのお口を一時的にきれいに治すことは、どんな歯科医師でもそれほど難しいことではないと思っています。しかし、長く機能する治療をできるかどうかは、簡単にできることではありません。

歯科医師の本当の意味での技量とは、患者さんのために、やり直しができるだけ少なくなるように、長期的視野に立った治療ができるかどうかだと思います。

つまり、私にとっては、治療を終えた時点が、ある意味のスタートです。

すでに1990年代から、定期的なプロフェッショナルクリーニングが、虫歯においても、歯周病においても、大変効果的であることが、多くの世界的論文に記されています。日本においても、長崎大学の新庄教授の研究から、定期的なプロフェッショナルクリーニングを欠かさないグループが、80歳になった時に残っている歯の数は、痛くなった時だけ歯科医院に通うグループよりはるかに多い、20本も残っているという報告が出されています。

これは、予防やケアが歯科の中心である北欧と同じ高いレベルです。

当院では、これらの論文に基づいて、治療を行った患者さんにできるだけ健康な状態を長く維持していただくために、定期的なプロフェッショナルクリーニングのプログラムを用意しています。

20年以上前から、このクリーニングに定期的に通院されている方は、現在、1000人以上、ほとんどの方が、治療後の状態を維持されています。

治療後のケアは、34か月に1度の割合で、下記の内容を60分かけて行います。

その場かぎりの治療は、本当の健康にはつながらない

本当の健康について、考えた時、その場限りの治療はあまり効果がないと言わざるを得ません。

私は以前より、前に述べた、ホリスティック医学を歯科の中にもしっかりと取り入れて行きたいと考えていました。つまり、ホリスティック・デンティストリー、全人的歯科医療と言われるものです。

Holisticという言葉は、もともとホーリズム(holism)の形容詞から生まれました。ギリシャ語のholos(全体)を語源としていて、健康(health)という言葉自体がもともと『全体』に根ざしているようです。

人間の生を「いのちの営み」として、ありのまま全体を見つめ、限界や欠如も含めて尊重する姿勢がホリスティックであり、ホリスティック医学をひと言でいうならば、人間をまるごと全体的にみる医学と言われます。

よって、ホリスティックな健康とは、「病気でない状態が健康である」という否定的な定義や「血液や尿や細胞組織の検査結果が正常値の範囲以内であれば 健康である」という消極的な定義ではありません。『 精神・身体・環境がほどよく調和し、与えられている条件において最良 のクオリティ・オブ・ライフ(生活の質)を得ている状態 』を健康と考える、より積極的な状態のことだと学びました。

いわゆる一般的な歯科医院では、治療しながら、治療計画を立てるのが普通です。実際に私も以前の診療所では、そうしなければ、沢山の患者さんの期待に応えられなかったわけで、同じような治療を行ってきました。

しかし現在は、本当に患者さんのためになる治療を実践しているため、治療の前にしっかりとした設計図(治療計画)があるのは当たり前。目指すべきゴールが決まっているのが当たり前という、あるべき治療形態になりました。

そして常に、どの治療がその人にとってベストか?と考えた上で治療が始まります。

医学的に一番良い方法であっても、家庭の事情、仕事のこと、費用や時間のことなど、人には医学的な善し悪しだけでは判断できない事情があるものです。それらを考慮しながら、医学的にも正しい、「その患者さんにとって最良」な治療を行うようにしています。

インプラントが最高、入れ歯が最高…実はどちらも間違い

この数年、来院される患者さんの相談で、劇的に増えてきたのが、歯を失ったところをインプラントにしたら良いか、入れ歯にしたら良いかとの質問です。

しかも、この相談は、面白いように、二つのパターンに分かれます。

入れ歯はダメ、絶対にインプラントだよ

「入れ歯なんて、何も食べられないし、第一、口の中に入れ歯なんてものは長く入れていられないものだ。作ってもすぐ壊れるし、無駄になってしまう、インプラントが絶対に良いと言われました。」

インプラントは危ない、入れ歯の方が安心だよ

「インプラントは、まだまだ失敗も多く、骨に穴をあけて大変な手術になる治療だから、入れ歯が絶対に良いよ、失敗して取り除くときには、大手術だよ、と言われました。」

私にとっては、二つともが間違いです。

どうやら、入れ歯が不得意な歯科医師は、入れ歯の欠点を並べて立ててインプラントばかりを患者さんに勧めてしまいがちですし、逆に、インプラント治療を行わない歯科医師は、インプラントの欠点を大きく伝えてしまう傾向があるようです。

インプラントだけが万能ではありませんし、入れ歯がすべての方に最高の治療法でもありません。どちらも、それぞれに良い治療法であり、どちらの治療もきちんと行わないと、長期の安定が得られないばかりか、患者さんにとって満足度の低いものになってしまうことも事実です。

それぞれの治療に、利点、欠点もあり、また、患者さんのお口の状況によっては入れ歯しかできないこともあり、患者さんにとって最良の方法を提案するのは、両方の治療法をマスターしていないと、結局片手落ちになってしまうのです。

極端に言えば、患者さんが訪れた歯科医師の技量によって、治療の内容が大きく変わってくることさえ少なくないと言えるでしょう。

繰り返しにもなりますが、どちらが良いかは、患者さんによって変わります。つまり、歯科医師は、どちらの治療もできるうえで、患者さんの状態を診断し、治療法を提案しなければ、本当の意味での治療にはならないと、私は思っています。

もし、私自身が治療を受けるなら、どちらもできる歯科医師のもとで、自分にとって最良の治療を選び、受けたいと思います。皆さんはいかがでしょう。

先に述べたように、私は、入れ歯の研究室に残ったこともあって、原則をしっかりと踏まえたきちんとした入れ歯を作れば、噛めるようにもなる、審美的に美しくもなる、長持ちもするという入れ歯治療をずっと続けてきました。

昨今の高齢化で、持病を持っている方も増え、それと同時に、インプラントができない方や、インプラントの長期的な安定が難しいと思われる方も増えてきて、ますます、噛める入れ歯、審美的な入れ歯、長期に安定する入れ歯治療、を望む方が多くなってきています。

義歯はよく噛めない、という話も耳にしますが、精密検査を行い、適切な設計をして、手順を踏んだ義歯治療を行えば、数多くの患者さんが、驚くほど快適な生活を取り戻しています。歯の悩みで、家から出かけられなくなっていた方も、入れ歯の治療後は

など、それぞれに元の明るい生活を取り戻していらっしゃいます。

もちろん、誰にでも義歯が一番と言っているわけではありません。

当院は、インプラントに対しても、日本最初のチタンインプラントの講習会にも参加し、他の歯科医院に先駆けてインプラント治療を取り入れ、25年以上前からの治療経験があります。

入れ歯の勉強をしてきただけに、どんなにうまく作っても、入れ歯の限界があることも十分に承知しており、インプラントを的確に使うことで治療効果が劇的に向上するケースがある場合もたくさんあり、患者さんの状態を見きわめながら両方を駆使して、患者さんの悩みを解決する診療のスタイルを確立してきました。

いずれにしろ、一人ひとりの患者さんのお口の状況や、生活環境、希望されることに合わせて、それぞれの治療方法を検討することが不可欠です。

当院では、2011年から最新式の歯科用CTも導入しており、歯科用マイクロスコープも設置され、さらに診断と歯科治療のレベルが高まりました。

ここでは、入れ歯とインプラント、両方について、患者さんからの不安や質問が多い内容について、お話をしてみたいと思います。

素晴らしい入れ歯は人生を変える

実は、入れ歯治療ほど、歯科医師の技術、知識、経験が大きく影響をする分野はありません。インプラントや虫歯治療、審美的なかぶせものや詰めもの治療は、対象となるものが硬い骨や歯であるのに対して、入れ歯、中でも総入れ歯は、顎の粘膜や口腔周囲の筋肉、唇の動きなど、やわらかく、動きのある部分が対象になる、大変難しい分野です。

残念ながら

歯科医師からの言葉で入れ歯の不安が増大している場合も…

今使っている入れ歯に様々な不満があり、困っていることを何とかしたい、ということで、相談にいらっしゃる方はもちろんですが、先に書いたように、これから総入れ歯になることへの不安をお持ちの方の来院が多いのも最近の特徴です。

そうした方のお話を聞いて私がとても残念に思うのは、不安を掻き立てる言葉の中には、歯科医師から発せられた言葉が少なくないことです。

本当にそうでしょうか?

そんなことはありません。

自戒を込めて言うのですが、歯科医師はつい自分の得意な治療方法を患者さんに勧めることが多くなり、自分のできない治療の欠点を大きく伝える傾向があります。 

インプラントしかできなければ、入れ歯の欠点を言いたくなります。

入れ歯しかできなければ、インプラントの欠点を言いたくなります。

それではいけないと私は思います。

インプラントにはも長所はありますが、入れ歯でなければ改善できないこともあります。

例えば、総入れ歯を使わずに取り外さなくても良いオールオン4(フォー)という治療法ですが、唇周囲の張り感を回復することや頬のあたりのふくらみを持たせたい場合には、総入れ歯の方が自然な張りを持たせることができやすくなります。せっかくオールオン4(フォー)をしても審美性の回復が不十分だったということも起きかねません。

歯の位置をベストポジションに持ってきて審美性を高めることを希望される場合も、総入れ歯が得意な分野です。

インプラントと入れ歯それぞれの利点欠点を正しく説明し、患者さんに広い選択肢を提示できること、患者さんの優先順位によってどの治療にも対応ができることが、プロフェッショナルである条件だと思います。

私が、治療を受けるなら、このように、患者さんの条件や、ご希望によって対処できる多くの技術を持っている歯科医師のもとで、自分にとって最良の治療を受けたいと思います。そんな歯科医師でいるために最良の治療ができるように、日々精進しています。

全国からの入れ歯の駆け込み寺に

最近ではインターネットのおかげで、全国から萩原歯科医院のサイトの内容を読んで、新幹線や飛行機を使って遠方からいらっしゃる患者さんがとても増えました。かなり細かい内容まで書いてあるサイトなのですが、プリントアウトして全部のページを読んで来院される方も少なくありません。

歯科医院に真面目に通っている方に歯の悪い方がいるという不思議

実は、ショッキングな事実かもしれませんが、歯のことで本当に困っている方は、歯科医院に真面目に通っていた方が少なくありません。

通っていたのに治療を繰り返す、思い切って歯科医院を変えても、また治療を繰り返す、さらに他の歯科医院を探して治療を受けても、うまくいかない。そうこうするうちに、歯はますます悪くなり、どこに行っても、うまくいかない。

どれほど多くの患者さんの声を聞いたことでしょうか。

そういう方に出会うたびに、「何とかして救ってさしあげたい、本当に良い治療とは何かを正しく知らせてあげないと、治療の繰り返しをしながらどんどん歯を失ってしまう」と焦りにも似た気持ちさえ抱きます。

治療のやり直しが歯の寿命を縮める

私は「噛めること」と「長く使えること」は、入れ歯治療の欠かせない条件だと思います。入れ歯は、噛めなければ意味がありませんし、治療のやり直しは、歯の寿命を縮めます。歯の寿命を縮めないためにも、やり直しのない、長く使える入れ歯が必要になります。

「もうこれで最後の入れ歯治療にしたい。」

歯科医師の私でも、そう思います。歯のためにも、治療を繰り返すことは、好ましくありません。だからこそ、歯科医師である私が受けたい歯科治療、私の家族にも受けさせたい、やり直しの無い治療をこの歯科医院の理念にしています。

入れ歯治療によって健康な生活を回復

「入れ歯を作ったのに、まったく噛めないんです。」

患者さんからよく訴えられる悩みですが、私は、噛めない入れ歯は意味がない、と自分に課して、毎日の入れ歯治療に当たっています。

さらに、噛める入れ歯は食事を美味しくすることはもちろんのこと、最近の研究では全身に大きな影響があることが解ってきました。

固いものを噛めないで食事がよくできない方には、いくつかのリスクが生じると言われています。

認知症のリスク、柔らかいパンを牛乳に漬けて食べているような食生活で肥満になるリスク、糖質主体の食事に偏ることで、良質のたんぱく質、ビタミン、ミネラルの摂取が不足しがちになる低栄養のリスク、など全身的な影響が出てきます。

また、入れ歯の悩みは、社会的、審美的、精神的な悩みになっていることも少なくありません。

当院を訪れる患者さんは、高齢の方ばかりではありません。

入れ歯の悩みを持つ患者さんには、若い世代の患者さんもたくさんいらっしゃいます。むしろ、仕事や社会的に活躍している年代の患者さんの多くは、入れ歯はお年寄りのもの、という偏見から、周囲の人に相談もできずひとり悩んでいるかたも少なくありません。

むしろ、入れ歯だから、家族にも誰にも相談できないでいる、という人の方が多いようです。

噛めないだけでなく、人前で話ができない、歯が気になって外出を控えてしまうなど、入れ歯の悩みは、社会生活上の悩みにもなっています。患者さんのプライバシーを守りながら、しっかりとした歯科治療、長期を見据えた歯科治療を行うことによって、快適な生活と明るい笑顔を取り戻すことが必ずできるはずです。

今すぐできること 

ここまでお読みいただいて、どんな歯科医院を選ぶことがご自身のお口の健康のために良いか、察しがついたのではないでしょうか。

名の知れた大学病院に通院していた患者さんも、しばしば当院の治療を求めて来院されますが、大学病院が必ずしも良いとは言い切れないのは、各専門家の分業なので、全体を見ての診断がつきにくいという点があるのかもしれません。

何より、どの患者さんにもお勧めしたいのは、治療のことでも、費用についても、経過についても、何でも、疑問に思うこと、不安に思うことがあったら、納得するまで歯科医師に聞いてみることです。もし、通院している歯科医院の先生が忙しくて答えていただけないなら、大学病院でも、他の歯科医院でも尋ねてみることも良いでしょう。

歯科医院の数だけ、治療の数はあるものです。

面倒がらずに、ご自身の歯のために、納得するまで調べてから治療に入ることです。

人間の体の中で、歯は、一度削ったり、抜いたりすると、再生してこない貴重な臓器です。将来的に再生療法が確立してくるかもしれませんが、この10年、20年の間に普及することは、難しいのではないでしょうか。

そのことを踏まえて、治療は慎重に選ぶことを、皆さんにお伝えしたいと思います。失って初めて知るのが、歯の重要性です。歯を失わないために、また、失ってしまった歯の治療を、やり直しのないものにするために、ご自身のためになる治療を探してみましょう。

歯科医院の敷居が高いから、あるいは、何度治療してもどうせだめになるものだから、と諦めること、一人で悩むことは何の解決にはなりません。今までは不幸にして、求めるような治療の歯科医院に出会わなかっただけかもしれません。

当院では、治療の質を高く維持するために、残念ながら治療できる人数が限られています。しかし、少しでも、悩んでいる方の力になれればと、医療カウンセリングを25年以上前から学び、悩みを抱えた2000人以上の患者さんの相談に対応している副院長が、すべての方の相談に応じています。

気になることがある、困っている、どうしたら良いかわからない、という方は、お電話で予約の上、ご利用下さい。

まず、少しだけ勇気をもって、「治療」ではなく「相談」を受けることをおすすめしています。

萩原歯科医院は残念ながら、1日に多くの患者さんを診療することができません。

診療の質を維持するために、予約制として、患者さん一人ひとりとじっくり向き合って治療していくためです。さしずめ都会のビル間にある庵(いおり)のような医院です。迎える私たちスタッフは「一期一会」の精神でその時の出会いや共に過ごす時間をかけがえのないものとして慈しみます。

萩原歯科医院は、治療をした患者さんが、ご自身のお口の状態に自信を持っていただける歯科治療を提供できる場でありたいと思っております。

目指す治療は、できるだけ長期に機能する治療です。

お口の中を多方面から検査し、多様な治療法の中から最良の治療を計画することと、歯科医師である私が、自分の家族に受けさせたい本物の歯科診療を誠実に提供することで、それを可能にしています。

理想に反したことは行わず、最高レベルの滅菌消毒のもと、プライバシーに配慮した完全個室という環境で、じっくりとお話を伺いながら、患者さんの笑顔と健康のために、全力で取り組んでおります。

多くの歯科医院の中から萩原歯科医院を選び、来院してくださった方に応えるため、歯の悩みをなくすことができるように、精一杯の力を傾けます。

おわりに

入れ歯治療に対する想い

私が、患者さんのためにできること、それは、確実な歯科治療によって、患者さんの快適なお口の環境を作り上げ、それを維持していくお手伝いをすることです。

このような目に見える改善とともに、もし、目に見えないところでの生活が少しでも快適になれば、それはまた、望外の喜びでもあります。

歯が悪いことにより、多くの患者さんが、ご自身の生活を楽しめないでいます。私の治療によって何かをあきらめることなく、何かを我慢することなく、一人でも多くの方が、明るい毎日が送れるようになることを願うばかりです。そのために歯科医師として少しでも力になれるのなら、との思いで、私は、常に最善の努力をしています。

歯のことが気にならなくなってから、お口の健康を取り戻してから、こんなに変わったと言うお声が数えきれないほど多く寄せられています。

明るい笑顔の患者さんが一人でも増えること、それが私の何よりの喜びであり、希望です。

医療法人社団 敬順会 萩原歯科医院
院長 歯学博士 萩原 眞
副院長 歯科医師 萩原 麗子

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