義歯安定剤の中のアルコールで酒気帯び運転?|入れ歯専門の歯科医院|東京池袋の萩原歯科医院

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義歯安定剤の中のアルコールで酒気帯び運転?

投稿日:2018年10月2日

カテゴリ:入れ歯コラム

2015年、義歯安定剤を使用した男性が自動車での通勤途中の呼気検査で、基準値以上のアルコールが検知されたことで、起訴された事件がありました。

報道によると男性は、前の日の夜に飲酒していたものの、上顎は総義歯、下顎は部分義歯で、アルコールを含む義歯安定剤を多量に使用していたことから義歯安定剤のアルコールが検知されたことを訴えましたが、“義歯安定剤使用後20分以上経過しており影響はない”と判断されて、1審は有罪になりました。

その後、男性は「入れ歯の安定剤に含まれるアルコール成分が呼気検査に影響した可能性がある」として、処分取り消しを求め、控訴審で逆転無罪の判決が下されました。

義歯安定剤は100億円市場

入れ歯治療をしたものの、義歯が動く、噛めない、痛いなどのトラブルを抱えている方は大勢いらっしゃいます。

歯科医院に行っても、なかなか良くならないからと、市販の義歯安定剤を購入して、自分なりに工夫しながら使用している人は多く、“義歯安定剤の市場は100億円”とも言われています。

義歯安定剤の中にはアルコールを含むものもある

多くの種類の入れ歯安定剤が市販されていますが、その中には、今回の事件で問題になったアルコールを含むものもあります。

義歯安定剤の中でもクッションタイプのもの(ホームリライナー)に、エタノールなどのアルコール成分を含むものが多く、今回の事件に問題になったのもそのタイプのものであろうと、徳島大学大学院医歯薬学研究部口腔顎顔面補綴学分野の岩脇有軌先生と市川哲雄先生が、201810月の日本歯科評論に論文を寄せていらっしゃいました。

義歯安定剤が必要な義歯だから起きた事件

岩脇先生たちは、アルコール入りの義歯安定剤でも適正量を使用してあふれていない状態ならば、アルコール検出はそれほどではないかもしれないと述べられています。

しかし、そもそも適合の良い安定した義歯であれば、安定剤は必要ありません。

今回の事件の場合は、どのような口腔状態でどれほどの量の義歯安定剤が使用されてアルコールが検出されたのか不明ですが、いずれにしろ、安定剤が必要な義歯だったから起きた事件でししょう。

適合の悪い義歯の場合は、安定剤に頼らずに、義歯の作り直しを検討することが良いと思われます。

義愛安定剤を使うことでダメージも

義歯安定剤のなかでもクッションタイプのホームリライナーは、顎の土手に対する義歯の位置を変えてしまうことが多く、かみ合わせが毎回変化して短期間のうちに顎の土手に大きなダメージを与える懸念があることが、日本補綴歯科学会のガイドラインでも明記されています。

他のタイプの義歯安定剤でも、微生物の成長を促すことや、エナメル質を脱灰させる報告があり、「歯科医師の管理下での短期間の使用が望ましい」と、ガイドラインに記載されています。

義歯安定剤を使わない義歯

私たちは、安定した義歯を作り上げることで義歯安定剤は使用しないことを基本としています。そのための徹底した検査と、一つひとつの手順を疎かにしない治療システムで丁寧に治療を進めていきます。

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